子どもの成長に合わせておもちゃを選ぶとき、「積み木」は定番の一つです。しかし実際に買おうとすると、サイズや形、素材やデザインなど種類が多く、「どれがいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。積み木は、子どもの指先や脳の発達、想像力を育む大切な知育おもちゃです。だからこそ、しっかりと選び方のポイントを押さえることが大切です。本コラムでは、積み木選びで気を付けたい点、成長に合わせて注意したい点など、積み木選びのポイントについて詳しく解説します。
積み木を選ぶときの基本ポイント
積み木選びでまず押さえたいのは、「安全性」と「遊びやすさ」です。小さなお子さんにとって、角がとがっている積み木は思わぬケガにつながる可能性があります。必ず角が丸く、手触りがなめらかなものを選びましょう。
また、誤飲の心配がない大きさも大切です。1〜2歳の子どもには大きめサイズ、3歳以降であれば扱いやすい中サイズと、年齢に応じた選び方が必要です。
さらに、「丈夫さ」も重要なポイントとなります。毎日遊ぶものなので、壊れにくく耐久性のある積み木であることが望ましいでしょう。
そして最後に忘れてはいけないのが、「成長に合わせて遊び方が広がるかどうか」という点です。積み木は数年にわたって長く遊べるおもちゃですから、単純に積むだけでなく、年齢が上がるにつれて遊びに工夫ができる積み木を選ぶことがポイントです。
従来の積み木の特徴と課題点
昔から親しまれてきた従来の積み木といえば、四角や三角、円柱などシンプルな形。これらは幼児期の基本的な遊びには最適で、積んだり並べたりするだけで十分に楽しめます。ですが、子どもが成長するにつれて「もっと高く積みたい」「橋や家を作りたい」といった複雑な遊びに挑戦をしたくなると、従来の形では物足りなさを感じるお子さんも少なくありません。せっかく積み木遊びに意欲を持っても、見慣れた作品しか作れないとなると子どもにとっては、「楽しい」より「がっかり」の気持ちが大きくなることも…。一方で、少しの工夫で「達成感」まで導ける積み木があれば、遊びの満足度は格段に上がるでしょう。つまり、従来の積み木には「シンプルだからこそ発展性に限界がある」という課題があるのです。
課題をふまえ、発展性を考えた積み木選び
子どもは、成長とともに遊びに「工夫」や「創造性」を求めるようになります。だからこそ積み木を選ぶときには、ただ積むだけで終わらない、「発展性」に注目することが大切です。形や組み合わせ方に工夫がある積み木なら、崩れにくく、より複雑でダイナミックな作品作りに挑戦できます。こうした体験は、「どうしたら安定する?」「次はこうしてみよう」と考える力を育て、集中力や論理的思考力も育てます。また、積み方にバリエーションがある積み木は、「もっと作ってみたい!」という子どもの意欲を引き出し、遊びの持続時間にも影響します。遊びが長く続けば続くほど、子どもの中に「達成感」と「次への挑戦心」が増え、自分で考え創意工夫する力、自ら計画して実行する力が自然と備わっていきます。積み木選びの段階で、こうした成長へのステップを意識できるかどうかが、長く愛されるおもちゃを手に入れるカギになるでしょう。
自由度の高い積み木=長く楽しめる積み木
積み木を長く楽しむためには、自由度の高さがあり、集中して長く楽しめる積み木かどうかということが重要です。とくに、年齢が上がっても遊び方が進化する積み木なら、長期的に使い続けることができます。
また、年齢が小さなうちは、ごっこ遊びや創作遊びに発展できるかどうかという点も大きなポイントです。単なる積み上げ遊びにとどまらず、「街をつくる」などのストーリー性のある遊びにつながる積み木であれば、子どもの想像力をぐんと広げます。
積み木は一度買うと何年も使うもの。だからこそ、「年齢に応じて工夫でき、発展性がある積み木」 を選べば、親子にとって満足度の高い買い物になること間違いなしです。
★シンプルな積み木遊びから独創的な積み木遊びが叶う!
弊社の知育積み木「KIKKA」は、独自構造の溝が入ったK型とX型の特徴的な形状が面白い積み木です。小さなお子様も掴みやすい4㎝希尺で、重ねる、並べるといった従来のシンプルな積み木遊びから、溝を使ってひっかけたり回転させたり、独創的な積み木遊びまで、幅広い遊びに対応しています。そのため、お子さまの年齢に合わせてステップアップした遊び方ができ、飽きることなく長く熱中して遊ぶことができます。
国産銘木である「吉野桧」を使用した無塗装の積み木なので、箱を開けるたびに広がる桧の香りにも、ぜひ癒されてくださいね♪
■「考える力」と「感じる力」を育む 知育積み木「KIKKA -キッカ-」
おわりに
積み木の選び方ひとつで、遊びの幅も子どもの成長の仕方も大きく変わります。安全性や耐久性はもちろん大切ですが、「成長に合わせて遊びが広がるかどうか」を意識することも大切です。従来の四角や丸の積み木も魅力的ですが、すぐに飽きてしまうという弱点もあります。その点、構造に工夫がある積み木は、さまざまな遊び方への発展性を兼ね備えており、子どもの挑戦心を長く支えてくれる存在です。積み木を選ぶときは「ただ遊ぶ」だけではなく、「考えて作る」「挑戦してみる」など、子どもの成長に合わせて遊びを発展させてくれるかという点を基準にしてみましょう。それが、親子で長く楽しめる積み木選びのコツです。