知育効果があると聞くけれど、始める時期が気になって…。
おもちゃの定番と言えば積み木ですが、「早すぎても難しく感じるかな」「いつから遊べるのかな」と悩んでいるママパパも多いのではないでしょうか。
たくさん種類がある積み木ですが、子どもの成長に合わせた選び方が大事です。
この記事では、年齢による積み木遊びの興味の変化や選び方のポイントについて紹介します。
- 1歳ごろから楽しめる積み木の遊び方
- 手先や集中力を育てる積み木効果
- 安全に遊べる積み木の選び方
積み木はいつから遊べる?年齢の目安
子どもが積み木遊びを始める時期は、一般的に1歳前後が目安です。
玩具安全基準STマークの「子どもの発育段階において与えるに相応しいとされる玩具の年齢別、種類別対応表」では、積み木は1歳台~となっています。
この時期の子どもは、物を持ち上げたり積み上げたりする動作が少しずつできるようになるため、積み木遊びを始める時期に適しています。
しかし、積み木遊びを始める年齢はあくまで目安であり、子どもの発達や個性により異なることを理解しておきましょう。
積み木遊びを始める時期の目安について、年齢別の興味の変化や個人差について以下のポイントで説明していきます。
- 1歳前後からの積み木遊び
- 積み木を「積む」のは1歳半ころから
- 年齢ごとの興味の変化
- 個人差による違い
1歳前後からの積み木遊び
生後12ヶ月頃から、子どもは積み木に興味を示し始めます。
中には、8ヶ月や9ヶ月頃から興味を示すお子さんもいます。
この時期は、まだ積み上げるよりも、握ったり、舐めたり、叩いたりといった行動が主です。
口に入れてしまうこともあるため、積み木のサイズや形状には十分に注意しましょう。
1歳前後では「積む」という行動よりも、遊びながら積み木に慣れることが目的となります。
積み木の質感や香り、形を感じ取り、手と目の協調性が少しずつ育まれます。
この時期の積み木遊びは、感受性を高めるものとして捉えましょう。
積み木を「積む」のは1歳半ころから
積み木は感触遊びからはじめられて、遊びの幅が広いおもちゃですが「積む」という遊び方は、1歳半頃からできるようになってきます。
自分で1個、2個と積み木を重ねて「積む」という遊びの楽しさを発見します。
もし、積み木が積めなくても、積み木を積めるようにしなくてはとママパパがプレッシャーを感じる必要はありません。
まずは、つまむ、離すといった動作を楽しく行いましょう。
一方で、積み木を積むという遊びをまだ発見していないだけのケースもあるので、ママパパが子どもの前で繰り返し積んで見せることで、真似して積むようになることもあります。
年齢ごとの興味の変化
子どもは成長とともに積み木遊びへの興味も変わります。
年齢ごとの興味に合わながら、手先を使って遊ぶ経験を増やすことが大切です。
年齢ごとの興味・遊び方の変化
- 1歳前後: 積み木に触れる、舐める、投げる
- 1歳半:2~3個積めるようになる
- 2歳: 積み上げて崩す動作を楽しむ
- 3歳: 高く積み上げる、簡単な形を作る
- 4歳以上: 創造的な形や構造物を作り始める
1歳前後では、積み木をつかんだり、2つの積み木を合わせて音を鳴らしたりして遊びますが、1歳半頃には2~3個の積み木を積み上げるようになります。
2歳頃には、自分で積み上げて崩すという動作が楽しくなる時期です。特に「自分でやる」ことに喜びを感じる時期でもあります。
さらに、3歳を過ぎた頃には、子どもが自分で家や車の形を作ろうとする姿が見られるようになるので、親も一緒に楽しみながら、発想力や創造性を引き出してあげましょう。
年齢ごとの興味の変化に合わせて積み木遊びをサポートすることで、自然な発達を促します。
個人差による違い
積み木遊びの開始時期や興味の持ち方は、個人差が大きく影響します。
ある子どもは1歳で積み木を積み上げることに興味を持つ一方、別の子どもは2歳頃まで積むことには興味を示さないこともあります。
個人差を尊重し、無理に遊ばせるのではなく、子どもが自分のペースで積み木に興味を持つのを待つことが大切です。
興味がない場合は無理に積み木遊びをさせないことが大切ですが、遊び方がわからない様子であれば、お手本を見せることで興味を持つこともあります。
積み木はいろいろな遊び方ができるので、積み木を使った新しい遊び方を提案しながら、少しずつ興味を引き出すことも良い方法です。
積み木遊びは焦らず、子どもの成長と発達のペースを見守りましょう。
関連ページ
積み木遊びが子どもの発育に良い理由
積み木は、単なる遊びではなく、子どもの発育や知育に大きな役割を果たします。
積み木遊びは、手先の器用さや集中力、友達との協調性など、子どもがこれからを生きていく中で大切な力を育みます。
積み木遊びによる発育効果として、以下のポイントが挙げられます。
子供の発育や知育に役立つ積み木遊び
- 手先の器用さが育つ
- 集中力と想像力が伸びる
- 友達との協力が学べる
それぞれの効果について、詳しく見ていきましょう。
手先の器用さが育つ
積み木遊びは、手先の器用さを養います。
積み木をつかむ、持ち上げる、積み上げるという一連の動作は、手や指先、腕や足を使う微細運動(びさいうんどう)を促進します。
微細運動とは、手や指先などの小さな筋肉を使った細かい動きのことです。
日常生活で必要になる靴の脱ぎ履きや服のボタンのかけはずしなど、成長するにしたがって身につけていきたい体の動きに関わります。
積み木遊びは、つかむ、動かすという簡単な動作から始められ、楽しく遊ぶ中で手先の器用さが育っていき、脳がどんどん発達していくのです。
手先の器用さは、将来的な書く力や道具を使うときにも役立つので、鉛筆で字を書いたりハサミで切ったりすることにも苦手意識を持たずに前向きに取り組めるようになるでしょう。
集中力と想像力が伸びる
積み木遊びは、集中力と想像力を育むことにも効果的です。
特に、無塗装の白木の積み木はシンプルなゆえに、何にでも見立てられるので、想像力を引き出すおもちゃとして最適です。
積み木を積み上げたり、並べたりする作業には高い集中力が求められます。さらに、自分の手で何かを作り出すことで、想像力も刺激されます。
たとえば、子どもが「お城を作ろう!」と考え、実際に積み木で形を作っていく様子は、まさに想像力の発揮です。また、形が崩れないように慎重に積み重ねることで、集中力が自然に鍛えられます。
友達との協力が学べる
積み木遊びは、友達と一緒に遊ぶことで協力性も学べます。
たとえば、保育園や幼稚園で積み木遊びをすると、子ども同士で「ここをもって!」「次はぼくのばんだよ!」といった会話が生まれます。このようなやり取りを通じて、協調性やコミュニケーション能力が自然と身についていくのです。
親子で遊ぶ際にも、交代で積み木を積むことで「譲り合い」や「待つこと」の大切さを学ぶ機会になります。友達や家族と協力しながら遊ぶことで、子どもの社会性を育みましょう。
積み木は「万能の知育玩具」と言われるほど、知育効果の高いおもちゃです。
その他、積み木の知育効果について詳しくは、以下もご覧ください。
積み木選びの注意点
積み木遊びを楽しむためには、安全性や年齢に適した積み木を選ぶことが重要です。
子どもの成長に合わせた積み木を選ぶことで、遊びの幅が広がり、安心して遊ばせられます。
積み木を選ぶときは以下のポイントに注意しましょう。
- 素材と安全性の確認
- 年齢に合ったサイズの確認
- 積み木の対象年齢を確認
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
注意点1:素材と安全性の確認
積み木の素材は、自然素材でできたものや安全基準を満たしたものを選ぶと安心です。
木製の積み木は丈夫で長持ちし、触り心地も良いため人気がありますが、塗料や表面加工にも注意が必要です。
素材と安全性の確認ポイント
- 自然素材でできているか
- 安全基準(STマークなど)を満たしているか
- 無塗装または塗料が安全なものであるか
たとえば、赤ちゃんが口に入れても安全な無塗装の木製積み木や、食品安全基準を満たした塗料が使用されているものは安心です。
積み木の素材に注意を払い、子どもの健康を守ることが大切です。
注意点2:年齢に合ったサイズの確認
積み木のサイズも、子どもの年齢に合わせて選ぶことがポイントです。
積み木の基本となる寸法のことを「基尺(きじゃく)」といいます。一辺の長さを指し、40㎜であれば「4㎝基尺の積み木」となります。
小さな子どもには、大きめの積み木を選ぶことで、誤飲のリスクを避け、安全に遊ばせられます。
一般的に小さな子どもは大きな積み木が扱いやすく、大きくなるにつれ小さめの積み木を使うことで表現の幅が広がると言われています。
年齢に合わせて異なるサイズの積み木を買い替えていく方法もありますが、おすすめは長く使えるものを選ぶことです。
たとえば、知育積み木KIKKA(キッカ)であれば、基尺4㎝で小さな子から大きな子まで扱いやすく、形に特徴があり積み方に幅があるので、ながく使えておすすめです。
注意点3:積み木の対象年齢を確認
積み木には対象年齢が設定されています。
積み木の対象年齢は1歳半~に設定されているものが多く、積み木のサイズや素材によって2歳や3歳に設定されているものもあります。
木製ではない布やシリコンでできている積み木の場合は、対象年齢の設定が低めです。
おもちゃの安全基準であるSTマークを取得している場合は、一般社団法人日本玩具協会の玩具安全(ST)基準に沿っての表示となります。
STマークのように検査機関の検査を受けた上での対象年齢かも判断材料にするとよいでしょう。
積み木の対象年齢に満たない場合は、ママパパが積み木を積んでみせたり、崩して見せたり、積み木の形の変化を見せる遊び方が取り入れられます。
まとめ:積み木遊びを通して子どもの成長をサポートしよう
積み木遊びは、積み木を積んで本格的に遊び始めるのは一般的に1歳半~2歳頃からと言われています。
しかし、興味を持つタイミングは個人差があるため、子どもの成長と発達のペースを見守ることが大切になります。
積み木は子どもの成長と発達を促す優れたおもちゃなので、年齢に応じた発達段階に合わせて遊び方を工夫することでながく使えます。
手先の器用さや集中力、協力性が自然に養われるため、知育おもちゃとしても非常に効果的です。
知育積み木KIKKAは、18ヶ月から小学生までながく使える積み木です。
遊びの幅が広く「小学生もハマった」「大人も一緒に遊んでいて楽しい」と口コミが寄せられています。
KIKKAが考える「知育」とは、単に学習や詰め込みをすることではありません。子どもが将来必要とする力を、大人と一緒に楽しみながら自然に育むことです。
ぜひ、親子で楽しい時間を共有しながら、多くの学びを吸収してくださいね。
積み木遊びを通じて、子どもが楽しみながら学び、成長していく様子を見守りましょう。
積み木って、いつから遊べるの?