【1歳・2歳・3歳】積み木遊びで壊す・崩すだけなのはなぜ?意外な知育効果と成長のステップアップ法

2025/05/01 【1歳・2歳・3歳】積み木遊びで壊す・崩すだけなのはなぜ?意外な知育効果と成長のステップアップ法

せっかく積み木を買ったのに、子どもが積むより壊してばかり…

遊び方が乱暴に見えて心配…

こんなふうに感じたことはありませんか?

実は、積み木を壊す遊びには、子どもの成長にとって大切な意味があります。

赤ちゃんや幼児が積み木を崩すのは、感覚や因果関係を学ぶ重要なステップ。むしろ、積み木を壊す経験こそが、脳の発達を促し、創造力や問題解決能力を育てるのです。

本記事では、「積み木を崩す・壊すだけの遊び」がもたらす知育効果や、成長に合わせたステップアップの方法を詳しくご紹介します。

なぜ子どもは積み木を壊す・崩すのか?理由と発達段階

ここでは、年齢ごとに異なる「積み木を壊す理由」と、その背景にある発達のステップを解説します。

1歳〜2歳頃:「因果関係」を学ぶ時期

この時期の子どもは、「触ると崩れる」「押すと倒れる」など、物の動きや因果関係を学ぶ段階にあります。

また、積み木崩しは、積み木を倒したときの「ガシャーン!」という音や、崩れたときの動きを楽しむ「感覚遊び(センサリープレイ)」の一環にもなります。

2歳〜3歳頃:「自己主張と探求心」が成長する時期

この頃になると、「わざと壊す」行動が目立ってきます。

これは、「自分の行動が周りにどんな影響を与えるか?」を試す「自己効力感(やればできる感覚)」を養うための行動です。

また、積んだ積み木を一気に崩すことで、ストレスを発散することもあります。

3歳以降:「作る楽しみ」が芽生える時期

壊すだけでなく、「また積んでみよう」「別の形を作ろう」と、試行錯誤が始まります。

この段階にくると、崩したあとの修復作業や、より高く積むチャレンジが楽しめるようになります。

つまり、「積み木を壊すだけの時期」は一時的なものであり、次の成長の準備段階なのです!

積み木を壊す・崩す遊びの知育効果とは?

「壊す」「崩す」という行動は、一見すると乱暴な遊びに見えますが、実は子どもの発達にとって大切な役割を果たしています。

積み木を積み上げるだけでなく、崩すことも学びの一環。

運動能力、空間認識力、創造力、感情のコントロールなど、さまざまな力を育むきっかけになります。

① 運動能力の発達(手指のコントロール)

積み木を崩す際に、子どもは指先を使って押したり、つかんだりする動作を繰り返します。これにより、手先の器用さ(微細運動能力)が鍛えられます。

また、どれくらいの力を加えれば積み木が崩れるのかを体感することで、力加減の調整を学ぶことができます。この経験は、将来的にボールを投げたり、鉛筆を持ったりする動作にも役立ちます。

② 空間認識力が育つ(物理法則を学ぶ)

積み木がどのように崩れるのかを観察することで、子どもは「重心」や「バランス」の概念を直感的に理解していきます。積んだときと崩れたときの違いを比較しながら、「どうして崩れたのか?」と考えることで、自然な物理法則に気づくようになります。

例えば、「高く積みすぎると倒れやすい」「土台がしっかりしていると崩れにくい」といった感覚は、建築やエンジニアリングの基礎にもつながる重要な学びです。

③ 創造力&問題解決力が伸びる

積み木が崩れたとき、子どもは「どうすればまた積めるのか?」と考え、試行錯誤を始めます。この過程で、想像力を働かせながら新しい形を作る工夫をするようになります。

例えば、「次はもっと高く積んでみよう」「違う形にしてみたらどうなるかな?」といった発想が生まれ、創造的な思考が育まれます。また、崩れたことをネガティブに捉えるのではなく、「じゃあ次はこうしてみよう!」と前向きに挑戦する力も養われます。

④ 感情のコントロールを学ぶ

積み木が崩れることで、子どもは「思い通りにならない経験」をします。最初は悔しさを感じるかもしれませんが、「もう一度やってみよう!」と挑戦を続けることで、粘り強さや自己肯定感が育ちます。

また、崩れる瞬間を楽しむことで、ストレス発散にもつながります。子どもは「崩れるのが楽しい!」と感じながら、遊びを通じて感情の調整力を身につけていきます。

積み木を壊す・崩すだけからステップアップする遊び方

積み木遊びを発展させるために、簡単な工夫を加えてみましょう。

今回は、積み木の崩し遊びを「次のステップ」に進めるための3つの方法ご紹介します。

1.「積む → 壊す → 作る」のサイクルを意識する

積み木を崩したあとは、そのまま終わるのではなく、「次はどうしよう?」と問いかけてみましょう。

例えば、

「崩れたけど、また同じ形を作れるかな?」
「次はもっと頑丈にするにはどうすればいい?」

と声をかけると、子どもは自然と考えながら遊ぶようになります。

この声掛けを繰り返すことで、試行錯誤する力や論理的思考が育ちます。
「積む → 壊す → 作る」の流れを意識しながら遊ぶことで、積み木遊びの楽しさがさらに広がります。

2.ストーリーをつける

積み木を単に積む・崩すだけでなく、物語を加えると遊びがグッと面白くなります。

例えば、
「お城を作って、ドラゴンが襲いにくる!」  
「ビルを建てて、地震がきたらどうなる?」  
「橋を作って、車を通らせてみよう!」

このように、テーマを決めるだけで、子どもは夢中になって遊びを発展させます。

また、ストーリーを考えることで、想像力や言葉の表現力も一緒に鍛えられるメリットがあります。

3.競争遊びを取り入れる

「どっちが高く積めるかな?」など、親子やきょうだいで競争すると、積むことへの興味が高まり、より積極的に遊ぶようになります。

例えば、このような声掛けがおすすめです。

「30秒でどれだけ高く積める?」
「倒れないように慎重に積めるのはどっち?」
「1つずつ交互に積んで、どっちが倒したか勝負しよう!」

こうしたルールを作ると、遊びながら集中力やバランス感覚も鍛えられます。

また、競争に負けても「じゃあ次はこうしよう!」と考えることで、チャレンジ精神や問題解決能力も育ちます。

おすすめの積み木&知育玩具【選び方のポイント】

積み木はシンプルながらも、子どもの創造力や思考力を育む優れた知育玩具です。

しかし、さまざまな種類があるため、「どれを選べばいいの?」と迷うことも多いはず。

ここでは、積み木を選ぶ際にチェックしたいポイントと、おすすめの積み木をご紹介します!

積み木選びの3つのポイント

積み木を選ぶ際にチェックしたい3つのポイントを紹介します。

ポイント1.安全性が高いもの

小さなお子さんが使う場合、口に入れても安心な素材かどうかをチェック。角が丸く、塗料に有害物質が含まれていないものを選びましょう。

ポイント2.崩れたときの音や衝撃が少ないもの

積み木遊びは「崩す」のも大切な学びの一環。とはいえ、大きな音が出ると驚いたり、床を傷つけたりすることもあります。ひのきなどの軽い木をつかったものやスポンジ素材など、比較的静かに崩れるものがおすすめです。

ポイント3.シンプルな形で組み立てやすいもの

積み木の基本は「積む・崩す・作る」の繰り返し。複雑な形よりも、シンプルで自由に組み立てられるものの方が、遊びの幅が広がります。

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  • 程よい重みで崩れる感覚を体験できる
  • シンプルなデザインで自由な発想を引き出す
  • 木のぬくもりを感じられ、長く愛用できる

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まとめ

子どもが積み木を壊す・崩す姿は、大人から見ると「せっかく積んだのに壊してしまった…」と思うかもしれません。しかし、子どもにとっては「壊すこと」自体が学びであり、新しい発見のきっかけになります。

積み木遊びは、積む・崩すの繰り返しの中で、さまざまなスキルを伸ばせる貴重な体験です。

子どもの好奇心を尊重し、「もっとやってみたい!」という気持ちを大切にしながら見守りましょう。

ぜひ、お子さんの成長にぴったりな積み木を選んで、一緒に遊びながら学びの時間を楽しんでください。

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